M邸 10年の時を経て風合いの深まる家
特徴
この物件について
10年前に建てた家です。
10年たって訪れたM邸は建てた当時よりも、風合いが増し、家としての完成度が上がっていると感じました。
施主様の希望をお聞きしながら、「自然との調和」を大事にしながら設計・施工させていただいた家でした、
元の素材の風合いを大切にし、不自然な加工を行なわないように心がけました。
たとえば、
使用した杉材は虫食い後もそのまま見える形で使用しました。
雨どいもなく、雨が降れば屋根に降った雨は自然と下に落ちます。
玄関も土間風に仕上げ、清武石を踏み台としました。
外壁はシロアリ駆除用の木酢塗料で仕上げました。
庭は施主様の手作りで見事な風合いを出されております。
昨今の家づくりは新築の状態をいかに長く維持できるかといった傾向にあるような気がします。
MOTO設計工房では、時の流れに逆らうことなく、時とともに味わいが深くなる家づくりを考えていきたいと常に考えております。
10年の時を経て一つの結果を提示できることを非常にうれしく思います。
2015年6月3日 3:05 PM